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カフェで企業経営学びます? 3
(前号までのあらすじ:夢のカフェを開業することにしたあなた。でも、開業資金が足りません。友達からの「少しならお金出すから」という言葉に元気づけられ、他の友達にもお金を出してもらうようにお願いするために、カフェの開業計画を友達9人を集めて説明しました)

みんな1人100万円を出すことを決めたようです。それぞれ帰りじたくをしています。「夢のカフェ開店に向けてがんばってね〜」、「今日はありがとう、楽しかったわ」。みんな楽しそうに帰って行きました。

あなたはまだ考えています。「どうして店の利益がみんなのものになるんだろう?自分が一生懸命働いて店が流行って、店が儲かる。その利益は店のもの、つまり僕のものでしょ?」。何度考えてもあなたは自分の考えが正しいと思います。

まだすっきりしないあなたは翌日友達に電話をしました。一番最初に「少しならお金出すよ」と言ってくれた友達です。ひとしきり昨日のお礼を言ったあなたは切り出しました。「ねえ、どうして自分の店が稼いだ利益が、僕と昨日の9人の10人のものになるのか、まだよく分かっていないんだけど教えてくれない?」。友達はいいます。「だって、そのお店は誰のお金で作るの?」。あなたは答えます。「10人のお金だよ」。友達はいいます。「でしょ?じゃあ、その一人一人がお店の10分の1を持つことになるよね?」

何を言っているのか分かりません。お店はケーキじゃないのです。ケーキなら10等分できるけどお店はひとつだし、コンクリートで作るから超硬いし10等分できません。しかも、確かに開業資金は僕も含めてみんな100万円ずつだから10分の1ずつだけど、店のコンセプトとかは全部僕が出すわけだし、開業した後の経営も僕がするわけでしょ。汗水たらす僕の分け前が他の9人と一緒というのも納得いきません。

あなたはいいます。「ねー、ケーキじゃないし10等分できないよ」。友達は続けます。「でしょ〜?お店はナイフでは切れないし、ずっとあとあと残るものでしょ。だからみんなで分けることのできる利益を10等分してみんなでわけわけするんじゃないー」。

あなたは思います。「昨日の参加者は本気で僕のお店の利益をぶん取ろうとしているらしい。なんとかしなきゃ」。

あなたは続けます。「え〜と、利益を分ける必要あるのかなあ?このカフェができるとみんな自分たちがくつろげる場所ができるんだよ。で、カフェが流行るとなんだかうれしくなるでしょ?それだけじゃあ、だめなの?」

友達は言います。「それだけじゃあ、誰もお金出してくれないんじゃない?みんな自分の大切なお金を出すわけだからある程度のリターンって求めるでしょ?そりゃもちろんあなたの作るカフェは多分とっても素敵でそれだけで私たちは幸せになるんだろうけど、正直なところあなたのカフェにお金を出すのってすごいリスクが高いでしょ?だってまだ自分で実際にカフェを開業した経験があるわけでもないし。だからもし店が成功したらそのリスクをとってくれたみんなに何らかの形で報いるものでしょ?」


確かにその通り。。でもなんで利益を10等分なんだろう?あなたは聞きました。「うん、確かにそうかもね。でもさ、元々は僕のアイデアでしょ?僕が一生懸命働いて初めて利益が出るでしょ?その僕の取り分もみんなと同じってのはちょっと不公平な感じがするんだけど…」。

電話口の向こうでため息が聞こえてきました。「元々はあなたのアイデアかもしれないけど、お金がないと開業できないでしょ?開業できないとアイデアはあなたの頭の中でずっと住み続けるだけで、そのままあなたと一緒にお墓に眠るだけでしょ?お金を出すというのはそれぐらいすごいことなのよ。だからそのアイデアから出た利益はみんなでわけわけする、ごく普通のことじゃない?」

友達は続けます。「しかもあなたが働く分に対しては給料が出るわけだからさ。給料もらうんだから不公平とかはないんじゃない?」。確かにそうでした。僕の給料は月20万円と計画書に書きました。それをもとに月々の利益も計算しました。

友達はさらに続けます。「まあ、どうしても10分の1がいやで全部自分のものにしたければお金を借りることになるのかな。なんだかちょっと納得していないようだけど、私今から外出するのでまた何かあったら連絡してね」。

電話を切ったあなたは最後に友達が言った一言が気になりました。「お金を借りる…」。お金を借りると利益は全部自分のもの。それはいいなあ。うん、そうだ、なぜそれに気がつかなかったのだろう。昨日の友達9人には悪いけどやっぱりお金を借りてやろうかな。だって、店は絶対利益が出るし、月々の利息も払えるし、借入金の返済も大丈夫。あ、な〜んだ、なぜ最初からそうしなかったのだろう。


あなたはさっそく電話しました。「あ、ワンワン銀行ですか?」
(Vol. 4へ続く)

キーワード:
− カフェの10分の1を持つということをカフェの10分の1を「所有する」または「所有権を持つ」と言います。
| ウォール街 | 00:13 | comments(2) | trackbacks(0) |
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コメント
ここまでの所派手にわかりやすいですね・・・。

あ、mixiからjugemに日記うつしますた
| skc | 2004/06/08 2:55 PM |
わかりやすい、と言っていただけるとうれしいですね。ま、まだまだ発展しますので、期待してください。
| ちょう | 2004/06/09 12:14 AM |
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